就活で嘘をつくのはアタリマエ?

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部員全体が「副部長」になるサークルが存在する!?

就職活動を終えてしばらくして、私は「某私立大学のある軽音サークルでは、就活時期になると学年全体が副会長になる」というとんでもない噂を耳にした。学生生活で成し遂げたことを何か一つでも証明しなければという気持ちには大いに共感するが、いくらなんでも全員副会長はやりすぎではないか。私は「全員副会長」という響きに、小学生の学芸会における「全員桃太郎」のようなやるせなさを感じつつ、はたして就職活動を通して自分の役職を偽る学生はどれほどいるのだろうか、と疑問に考えた。

肩書を偽る男子、素直な女子

そこで、サークルや団体に所属したうえで、就職活動を行った大学生142名にアンケートを取った結果が次の通りだ。

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男女あわせた結果は「はい」が13%という結果となった。内訳は、自らを会長と偽ったあまりにも堂々とした学生が7%、副会長と偽り責任感と謙虚さを同時にアピールしたであろう学生が2%、会計と偽り周りからの信頼と堅実さをアピールした学生が1%、その他が3%という結果だ。この記事をお読みの人事の方々、役職持ち学生を10人並べると一人は真っ赤な嘘をついているのでご用心を。

そしてさらにこの結果を男女で比較してみるとより興味深い結果が現れた。以下のグラフをご覧いただきたい。

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男子の17%が嘘をついているのに対し、女子はたった5%である。つまり就活において男子は女子の三倍嘘つきである、ということだ。やはり傾向として総合職を目指す人が多い男子学生のほうが、就活への意気込みやプレッシャーが大きいのだろうか、とも考えられる。  ここまで読んで、人事の方をはじめ大人の方々は「嘘をつくなんてとんでもない学生だ!」と思っているのか、もしくは「そんなこと、どの学生もやってるよ~」と気楽に受け止めるのだろうか。しかしどちらにせよ、多くの学生が就活を通して自らを偽る必要がある、ということの意味を今一度考えてみる必要がありそうだ。

写真:https://www.pakutaso.com

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